アコースティックギター 弦スロット加工

宮城県仙台市のギターリペア(修理)&中古楽器買取販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。


寒波が襲ってくる前にブログの更新を(笑)

写真は古いYAMAHAのFG。

弦スロットは必要最低限に切られているだけです。

まあ、大体のギターはこのような状態かと。


しかし、ブリッジサドルに向かう弦の入射角や接点を考えると、もっと深くかつ広く加工すべきです。

特にサドルを削って高さを変えた時などは、是非取り入れていただきたい加工ポイントですね〜。


入射角が甘いとテンションが稼げす、ハリのない音になりやすく、アコギでそれは致命的なこともあります。

また弦とブリッジプレートが接触する面積が広いと、チューニングの安定度に欠けます。




上の写真を加工した後の状態です。

弦スロットが広く深くなっているのがわかると思います。


弦に触れる部分が少なくなることで、余計な雑音なども抑えられます。


実際はブリッジサドルの高さに合わせて加工していくので、この個体も最終的にはもう少し彫り込みました。

それぞれのバランスを取りながら加工を進めていくことが大事ですね。

最終的な仕上がり写真は撮り忘れましたけど(笑)



なんか、自分のギターに不快感がある。

と思っている方は、弦スロットを見直すのも1つの手ですね!


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