G様 Tokai TE80 フレット&ナット交換

宮城県仙台市のギターリペア(修理)&中古楽器買取販売【FOOLS GOLD  フールズゴールド】です。

気付けば師走‼️
あっという間に残りひと月ですねー。

そして本格的に寒くなってきてます。

インフルエンザも流行りだすでしょうし、気をつけていきたいですねー。

☆☆☆☆☆

さて、作業ブログの更新を怠っておりましたが、色々とリペアなどさせていただいておりますよ!

今回は

【Tokai TE80】

のフレットとナット交換が主な作業でした。

当店も大好物の日本製OLD GUITAR ‼️

特にTokaiのテレタイプはネックのフィーリングなどが素晴らしいです。

ロゴは大分削れていますが、それが貫禄となっています。
早速フレットを抜いているところです。
指板全体をオイルで保湿し、フレット自体もハンダごてを当てて抜いていくことで、指板割れを防ぎます。
綺麗に抜き終わりました。
古いギターだと乾燥が進んでいるため割れることもありますが、今回はバッチリ👌
溝の脇に接着剤を塗布し、溝の強度を上げます。
指板調整で指板面でのストレートを出します。
弾き込んだことで凹んだ部分はそのまま。
これを消そうとすると指板が薄くなってしまいます(笑)
新しく打つフレットの準備。
溝の端がパテ埋めされているため、このようにフレットタングを加工する必要があります。
フレット打ちが終わり、吊るして様子を見ます。
稀にフレットが浮いてくることがあるためです。
浮きは出なかったので、サイドの加工を施しました。
無駄な部分をカットし、鉄鋼ヤスリで整えます。
当店ではフレットサイドは立ち気味に加工しています。
弦落ち防止と、フレットの有効幅を広く取るためです。
続いて擦り合わせに入ります。
指板面の傷防止にマスキングをします。
一気に飛びましたが擦り合わせ完了(笑)
弦のテンションを掛けて擦り合わせを施すことで、フレット上での正確なストレートが出しやすくなり、チョーキング時の音詰まりも出にくくなる効果があります👍
フレットサイドも角を丁寧に取り丸めました。
ネックを握った時のストレスが大きく変わります。
角が立ったネックは演奏性を下げる要因でしかないですからね😵
紙ヤスリとコンパウンドで傷を取り磨けば、フレット交換は完了です✨
次はナット交換。
オリジナル同様ブラス材を使います。
初めにナット溝に残った接着剤などを除去し、面を整えます。
牛骨などと比べ硬い分、サウンド的にはハイが出やすく、サスティーンも延びる傾向があります。
そして、加工も大変です(笑)
ここでも弦のテンションを掛けながら、一本一本を丁寧に加工します。
弦とナットが点で接触すること、そしてペグポストまでの流れを導くことがとても大事です。
磨き上げて完成です。
古いナットと比べると輝きが✨
ハンダの乗りすぎたスイッチ周りのメンテナンスもご依頼をいただきました。
無駄なハンダを一度取り除き、接触不良を起こしそうな箇所には絶縁テープで保護。
今回はハンダの修正など、いくつかの部分も調整させていただきました^_^

ネックのストレートもしっかり出て、フレット・ナット共にバッチリ仕上がりました。

これで益々演奏を楽しんでいただけると思います。


以上、フレット&ナット交換でした。


当店では日頃のメンテナンスからフレット交換などに至るまで、様々な修理対応をしております。

ご相談・お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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