P様 F/J TL52-65 フレット&ナット交換

宮城県仙台市のギターリペア(修理)&中古ギター買取・販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。


今日から7月です。

途端に暑くなった気さえする陽気の本日です。

仙台の緑美しい定禅寺通では、野外LIVEが行われていました。

外で音楽を楽しめる季節になってきましたが、熱中症には気をつけたいですね〜。


☆☆☆☆


今回は、今は無きフェンダージャパンのテレキャスターをリフレット&リナットさせていただきました。

フェンダージャパンでも特に人気が高い【JVシリアル】!!

最近もどんどん市場価格が上がっていますね。

すいません。

写真を撮り忘れてしまい、既に新しいフレットが打たれたあとの写真です。


当店ではメイプル指板でも塗装を剥がさずにリフレットします。

フレットを抜く前に、フレット際に目立てヤスリで切れ込みを入れることがポイントです。

そうすることで塗装の割れを最小限に抑えます。

ネックからはみ出た部分をカットし、鉄鋼ヤスリで断面を整えます。

フレットの有効幅を多く取りたいので、フレットサイドは立ち気味にします。

すり合わせ前にネックの状態をチェック。

すり合せで削る量が少なくなるようにロッドで調整していきます。

指板全体を覆うくらいの長いすり板を使うことで、全体を無駄なくすり合わせることができます。

と言っても、ネックの状態によっては長いすり板が使えないこともあり、その場合は短いすり板やヤスリでピンポイントで狙って削ることもあります。

こんな感じに削っていきますよ〜。

矢印は特に注意する箇所にチェックを入れています。

はい。

また一気に飛んで、フレットを丸めサイドの形を整えたところです。

すり合せで削れたフレットは台形のようになっていて、角張った状態です。

これを専用ヤスリを用いて丸くしていきます。

この時、すり合せで出したフレット頂点まで削ってしまわないよう注意しなければいけません。

さらにこの流れでフレットサイドを整形してしまいます。

そして紙やすりやコンパウンドを使ってキズ取りと磨きをかければ完成です。

お、フレットが磨かれて輝いているのが分かりますね(^ ^)

次に高さが足りなくなったナットを交換します。

ナット交換完了。

指板幅に対しての位置、それぞれの溝の間隔、溝の深さなど、ナットは全体的なバランスを考慮しながら取り付ける必要があります。

弦の振動をネックに伝える重要なパーツでもあるので、ナット交換はプロに頼むのが間違いありませんね(笑)

新しい弦も貼り終え、フレット交換&ナット交換完了です。

ネックがリフレッシュされたことで、これからまた長く活躍してくれると思います。

ご依頼ありがとうございました(^ ^)


当店ではフレット交換の他にもリペアやカスタマイズなどなど受け付けております。

ご相談・お見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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