T様 Ibanez JEM7V フレット交換
宮城県仙台市のギター修理(リペア)&中古ギター買取・販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。
極端に寒い日もあれば、春間近と感じさせる日もあったりと、なかなか落ち着かない日々ですが、毎年そうやって季節が移ろいでいるのだなと改めて思います。
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今回、フレット交換作業をおこなったのは、
【Ibanez JEM7V】
ロングセラーを誇る【スティーヴ・ヴァイ】モデルですね。
弦の摩擦で、フレット頂点がすり減っています。
すり減ったことで、弾き心地や音の反応・音程などに影響がでてきます。
指板を保湿し、フレットを温めながら抜いていきます。
割れやすい木材なので、溝の際に接着剤を塗布し補強しておきます。
溝のサイドがパテ埋めされているタイプでした。
そのため、フレットタングを加工します。
新しいフレットが打たれました。
サイドの飛び出した部分をカットし、鉄鋼ヤスリでおおかた整えます。
すり合わせに入る前に、スケールを当ててネックの反りを確認します。
反りがあれば、できるだけストレートに調整をします。
ロッドを最大に緩めても逆反りが直らなかったので、弦を張りテンションをかけた状態でストレートを出し、その状態で細かくフレットの状態をチェックしました。
フレット頭を揃えるように飛び出しているポイントを削っていき、最後に全体を均します。
すり合わせで角ばったフレットを丸め、その流れでフレットサイドも仕上げていきます。
紙やすりの番手を徐々に変えながらで傷を取り、コンパウンドを使って磨き上げれば完成です。
リフレット後、1〜4弦のナット高さが足りなくなったので、スペーサーを足して調整しました。
高さが足りないと、開放弦でのビビリに繋がるので注意です。
綺麗に仕上がりました。
フレットサイドも丸めたので、スムーズに運指ができると思います。
すり減っていたフレットが正確な状態に戻ったので、今後もバリバリ活躍してくれるでしょう。
以上、フレット交換でした。
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