T様 Fender Japan Telecaster フレット&ナット交換
宮城県仙台市のギターリペア(修理)&中古ギター買取販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。
今日は生憎の雨です。
1週間の間に気温、天気が目まぐるしく変わって、体がおかしくなりそうですね。
皆様、美味しいものモリモリ食べて、体調整えて、秋を満喫しましょう(^ ^)
☆☆☆
今回は、フェンダージャパンのテレキャスターをフレット&ナット交換させていただきました。
今はもうフェンダージャパンの名は無くなってしまったので、何気に貴重ですよね(笑)
まずは、指板(特にフレット脇に)レモンオイルを塗布し保湿します。
これは、フレットを抜いた際の指板割れを極力避けるための工夫です。
フレットを半田ごてで温めることで、その脇の木材を膨張させます。
これも、フレットを抜き易くするためと指板割れを避けるための工夫です。
フレットの端から抜いていきます。
抜くと言っても、無理矢理に引っこ抜くのは厳禁。割れます(笑)
指板とフレットの間に、食い切りを差し込むようにして、少しずつ浮かしていきます。
めくれ上がった部分をドライバーなどを使って戻します。
これをしておかないと、後で指板修正する時に余計な割れを生みます。
これも割れを防ぐ大事なポイント❗️
溝脇に接着剤を流し固めます。
緩くなった溝の補強も兼ねて。
ネックのストレートを確認後、紙やすりで指板面を整えていきます。
指板面の修正が終わりました。
新品のように ツルッ としています(^ ^)
魂を込めてフレットを打ち込みました(笑)
実際、力とコツのいる作業ですので、その位の気持ちが大事なわけです(笑)
指板からはみ出した部分をカット❗️
続いて、カットした面を鉄鋼ヤスリで綺麗に整えます。
最終的な仕上げは、また後ほど。
擦り合わせに入る前にストレートチェック!!!
この時のネックの状態で、擦り合わせのやり方が変わってきます。
どうしたら1番無駄がないかを考えてから、擦り合わせに入っていきます。
ネックの状態も良かったので、全体を満遍なく擦り合わせ。
そして、擦り合わせで角張ってしまったフレットを丸めていきます。
専用工具で角を取り、その流れでフレットサイドも仕上げていきます。
紙やすりを使って、丸めつつ傷を取っていけば完成です(^ ^)
高さが足りなくなったナットを交換。
元のナットが変わった形をしていたので、それに合わせて新しくナットを作っています。
溝切りをし、形を整えたら完成です。
溝の深さも1つずつ具合を見ながら、慎重に削ります。
音にダイレクトに影響を及ぼすのでとても重要ですよ。
このように仕上がりました。
今回は、ネックとボディを分けて返送しますので、写真はネックのみ(笑)
以上、フレット&ナット交換でした❗️
電装系の不調や基本調整などなど、リペアにカスタマイズ受け付けております。
ずっと使ってなかったギターやベースを見て欲しいなど、お気軽にお問い合わせください。
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