T様 Rickenbacker 4001 フレット擦り合わせ&ナット交換
宮城県仙台市のギターリペア(修理)&中古ギター買取販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。
10月になり木々も紅葉し始め、すっかり秋めいてきましたね〜(^ ^)
毎日過ごしやすい気候で素晴らしい!
秋を堪能しましょう。
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今回は、リッケンバッカーのベース『4001』のフレット擦り合わせ&ナット交換。
4001と言えば、ポールマッカートニーの使用が1番有名ですね。
ローフレット側でのビビリ解消が今回の目的でした。
しかし、ネックの状態を確認したところ、波打ちがあることが分かりました。
ローフレット側を逆反り矯正するとハイフレット側が順反るという状態。
しかも、ハイフレット側は、擦り合わせ歴がありフレット残量が少ない…
そんな訳で、ローフレット側を逆反り気味にした状態で擦り合わせをし、帳尻を合わせていきました。
写真からも分かるように、結構削りました。
削ったフレットを丸めました。
残量が少ないということもあり、丸めた感じが伝わりませんね(笑)
ナット交換の他に、今回は0フレットを抜いて溝を埋めます。
ナットを外し、いつもの要領でフレットを抜きます。
溝を掃除して、ローズウッドの薄板で埋めます。
タイトボンドが完全硬化するまで1日置きます。
タイトボンドが硬化したら、段差を感じないところまで削りました。
また0フレットを付けたくなった時のことも考え、パテなどではなく、木材で埋めるのが良いでしょう。
今回、ナットには黒のタスクを使用しました。
整形、溝切りをして完成です。
ペグブッシュに緩みが出ていました。
緩みがあると、本来の音が出ないだけでなく、チューニングも狂いやすくなるので注意❗️
こういった機会にチェックして、補修をすることが大事です(^ ^)
弦を張って完成です。
最初に比べればビビリの症状は良くなりましたが、完全にとはいきませんでした。
これ以上は、フレット交換及びネックヒーター調整で矯正していくしかないでしょう。
以上、フレット擦り合わせ&ナット交換でした。
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