Y様 MUSICMAN AXIS フレット交換

宮城県仙台市のギターリペア・メンテナンス＆中古ギター買取販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。

明けましておめでとうございます。

今年も誠意を持って、丁寧な仕事を心掛けていきます。

皆さんの楽器に関する悩みの一助になれれば幸いです。

宜しくお願い致します。

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ミュージックマン・アクシスのフレット交換をさせていただきました。

MUSICMANは“レオ・フェンダー”がFENDER退社後に設立したメーカーです。

AXIS！！

レオ・フェンダーがどこまで開発に携わったか知りませんが、デザイン性を損なわず機能性を高めている点がMUSICMANの評価が高いところでしょう。

フレットを抜く前に目立てヤスリでフレット脇に切れ目を入れます。

こうすることで指板塗装の剥がれを最小に抑えることができるのです。

特に塗装剥がれもなく、綺麗にフレットが抜けました。

フレットを抜く際は半田ごてで温め、指板割れを防ぎながら進めていきます。

新しいフレットを打つ前に、指板アールに合わせて曲げる必要があります。

真っ直ぐでなままだと、指板に対して両端に隙間がある状態です。

このまま無理矢理打ってしまうと、フレットが元の形に戻ろうと反発し、抜けてしまうことがあるので注意です。

このように指板アールよりも少しだけ大きく曲げます。

ちなみに今回のフレットはステンレス製のため、なかなかの手強さでした(⌒-⌒; )

ペンチに溝を作った道具を使うことで比較的曲げやすくなります。

新しいフレットを全て打ち終わりました。

はみ出した部分は要らないので専用の食い切りでカットします。

ステンレスなのでやはり大変です・・・

カットした後の断面は尖って危険です。

鉄鋼ヤスリで粗方整えてしまいます。

擦り合わせに入る前に、マスキングテープで指板を保護します。

擦り合わせの目印にフレットトップをマーカーで塗ります。

先ほど付けたマーカーが擦れて消えることで、どこに高さの違いがあるかが確認しやすくなります。

擦り合わせによってフレット上面が削れ、台形のような形になっています。

この角を取らないと弦との接地面が多過ぎるため、まともな音がでません。

ヤスリでフレットを丸めていきますが、擦り合わせで出した頂点は絶対に削らないよう注意します。

頂点位置がずれると、そのままピッチのずれに繋がります。

フレットサイズが変わったので、ナットの高さも調整する必要がありました。

今回のギターはロックナット仕様ですので、薄いスペーサを挟めて調整します。

スペーサーの厚みは数種類あり、ギターの状態に合わせて様子を見ながら選びます。

紙やすりとコンパウンドで整形・磨き出しをして完成です。

指板塗装の剥がれもなく、綺麗に決まりました(^ ^)

オクターブ調整と全体クリーニングを済ませバッチリ仕上がりました。

以上、フレット交換でした。

ギター・ベースのメンテナンスやリペアは随時受け付けております。

ご相談やお見積もりは無料です。

自分では気づいていなくても、全体の調整を改めて施すことで、見違えるくらいに弾きやすくなることがあります。

是非、お気軽にお問い合わせください。

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